Synology Assistant ヘルプ

Synology Assistant は、LAN 上にあるサーバー Synology DiskStation を検索するときに使用され、ファームウェアを Synology DiskStation にインストールし、プリンタやデバイス(Windowsのみ)のマッピングをアシストするアプリケーションです。Synology Assistant で、写真のアップロード、WOL の設定、Synology DiskStation リソースの監視もできます。

トピック別にヘルプファイルを表示する:


サービスの開始

システムは、以下のとおりに起動します。

  1. システムの起動
  2. ハードディスク容量のチェック
  3. サービスの開始
  4. システムの準備が完了しました

[Status]カラムは、システムの現在の状態を示します詳しくは、ステータス表示テーブルを参照してください。

ステータス表示テーブル
ステータス ステータスの表示
起動中 システムを起動しています。
割当の確認 システムはハードディスクの割り当てをチェックしています。
環境設定エラー 環境設定中にエラーが発生しました。サーバーをダブルクリックして設定を再度適用してください。
接続失敗 ネットワーク構成エラー。
設定消失 環境設定中にエラーが発生しました。サーバーをダブルクリックしてファームウェアを再インストールしてください。
接続状況を確認しています システムは、接続状況を検出しています。
該当なし WOL は設定されていますが、現在の状況は分かりません。*
未インストール システムはインストールされていません。
オフライン システムはオフラインです。
メモリテスト実施中(%) メモリテストを実施しています x%
準備完了 システムはインストールされ、準備が完了しました。
サービスを開始しています システムはサービスを開始しています。
更新しています サーバーはファームウェアをアップグレードしています。

注意: 詳しくは、WOLセクションを参照してください。

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管理

管理ページでLAN内の全サーバーリストを表示できます。

サーバーリストの更新

  • [検索]をクリックしてサーバーリストを更新します。

サーバーに接続する

以下のいずれかの方法でサーバーに接続できます。サーバーに接続されると、ブラウザに Synology DiskStation Managerのログインページが表示されます。

  • サーバーリストからサーバーを選択して、[接続]をクリックします。
  • リストのサーバーをダブルクリックします。

マウント

共有フォルダをネットワークドライブとしてマップして、ローカルコンピュータの内部ドライブとしてアクセスできます。

  1. サーバーリストからサーバーを選択して、[マウント]をクリックします。
  2. セットアップウィザードに従って設定を終了します。

プリンタを追加

USB プリンタをサーバーに接続することによりネットワークプリンタを追加できます。

  1. USB プリンタをサーバーに接続します。
  2. リストからサーバーを選択して、[プリンタを追加]をクリックします。
  3. セットアップウィザードに従って設定を終了します。

リソースモニタの設定

[リソースモニタ]ページで、サーバーの CPU 使用状況、メモリ使用状況、ネットワークフロー、ボリューム使用状況を監視します。

  1. サーバーリストからサーバーを選択して、[リソースモニタの設定]をクリックします。
  2. セットアップウィザードに従って設定を終了します。
  3. 詳しくは、リソースモニタセクションを参照してください。

Photo Uploader の設定

写真やビデオをPhoto Uploaderを使ってPhoto Stationにアップロードできます。

  1. サーバーリストからサーバーを選択して、[Photo Uploaderの設定]をクリックします。
  2. セットアップウィザードに従って設定を終了します。
  3. 詳しくは、Photo Uploaderセクションを参照してください。

WOLの設定

WOLを設定してサーバーを遠隔操作でウェイクアップできます。

  1. サーバーリストからサーバーを選択して、[WOLの設定]をクリックします。
  2. セットアップウィザードに従って設定を終了します。
  3. 詳しくは、WOLセクションを参照してください。

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インストール

[インストール]ページで、ファームウェアのインストール状況を監視します。

ファームウェアのインストール

  1. [管理]ページで、サーバーリストの[ステータス]カラムの下に[未インストール]または[設定消失]と記されているサーバーをダブルクリックします。
  2. セットアップウィザードに従って設定を初期化します。

インストールが始まると[インストール]ページが表示されます。左側には、サーバー名とインストールの進捗が表示されます。右側には、インストールの進捗が詳しく表示されます。[管理]ページに戻り、インストールが完了してからサーバーに接続します。

終了したインストールのクリア

[クリア]をクリックして、終了したインストールを消去できます。

インストールのキャンセル

インストール中に[キャンセル]をクリックするとインストールを中止します。

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リソースモニタ

リソースモニタは、CPU 使用状況メモリ使用状況LANボリュームの使用状況などを含むサーバーのリソースを監視します。

サーバーを追加してそのリソースを監視する

サーバーのリソースの監視には2つの方法があります。

方法1:

  1. [管理]ページで、サーバーリストからサーバーを選択して、[リソースモニタの設定]をクリックします。
  2. セットアップウィザードに従って設定を終了します。選択したサーバーのネットワーク設定が自動入力されます。

方法2:

  1. [リソースモニタ]ページで、[追加]をクリックして、セットアップウィザードを開きます。
  2. セットアップウィザードに従って設定を終了します。サーバーのネットワーク設定を手動で入力する必要があります。

注意:

  1. LAN外のサーバーのリソースを監視する場合は、方法2を使い、ネットワークの設定を手動で入力してください。
  2. 管理者のみがリソースを監視するサーバーを追加できます。
  3. リソースモニタは、DSM2.2-0914以上のファームウェアを装備するSynology DiskStationでのみ利用可能です。

サーバーの削除と編集

  1. [リソースモニタ]ページで、左側からサーバーを選択します。
  2. [削除]または[編集]をクリックします。

リソースの監視

[リソースモニタ]ページでサーバーを選択して、以下のリソースを監視します。

  • CPU 使用状況:サーバー全体のCPU使用状況を監視します。
  • メモリ使用状況:サーバー全体のメモリ使用状況を監視します。
  • LAN:各LANポートに対する全体のネットワークフローを監視します。赤色のラインは、サーバーへの着信ネットワークフローを示し、緑色のラインは、サーバーからの送信ネットワークフローを示します。
  • ボリューム:各ボリュームの空き容量を監視します。ピンク色の部分はボリュームの未使用スペースを示し、青色の部分は、使用中のスペースを示します。

サーバーの監視を停止

  1. [リソースモニタ]ページで、左側からサーバーを選択します。
  2. [切断]をクリックしてリソースの監視を停止します。サーバーの横の緑色は、切断されると赤色に変わります。[接続]をクリックして、パスワードを再入力すると、サーバーの監視を再開します。

注意:Synology Assistantを起動すると、自動的にリソースデータを収集しますが、サーバーの監視を停止する、またはSynology Assistantを終了するとデータも削除されます。

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Photo Uploader

Photo Uploaderは、写真やビデオをより簡単にPhoto Stationにアップロードします。

アップロードする前に、プロファイルを設定する必要があります。プロファイルには、サーバーのネットワーク設定とPhoto Stationのアカウント情報で構成されています。プロファイルを使用してPhoto Stationに写真またはビデオをアップロードします。

プロファイルの追加

Photo Uploaderのプロファイルの設定には、2つの方法があります。

方法1:

  1. [管理]ページで、サーバーリストからサーバーを選択します。
  2. [Photo Uploaderの設定]をクリックして、セットアップウィザードを開きます。
  3. セットアップウィザードに従って自分のプロファイルを設定します。選択したサーバーのネットワーク設定が自動入力されます。

方法2:

  1. [Photo Uploader]ページで、[追加]をクリックして、セットアップウィザードを開きます。
  2. セットアップウィザードに従って自分のプロファイルを設定します。サーバーのネットワーク設定を手動で入力する必要があります。

注意:

  1. プロファイル名が既に存在するというアラートメッセージが表示されたら、Photo Uploaderに同じ名前のプロファイルが存在することを意味します。処理を進める前にプロファイルの名前を変更してください。
  2. LAN外のサーバーにコンテンツのアップロードする場合は、方法2を使い、ネットワークの設定を手動で入力してください。
  3. 使用するアカウントには管理者の権限が必要です。Photo Stationの[設定]ページで自分のアカウントに権限があるか確認する、またはSynology DiskStationの管理者に問い合わせてください。

プロファイルの削除と編集

  1. [Photo Uploader]ページで、左側からプロファイルを選択します。
  2. [削除]または[編集]をクリックします。

写真とビデオのアップロード

  1. [Photo Uploader]ページで、左側から自分のプロファイルを選択します。
  2. [接続]をクリックして、Photo Stationアカウントのパスワードを入力します。
  3. アップロード先を選択します。
  4. [アップロードするコンテンツ]エリアで、[ファイルの追加]または[フォルダの追加]をクリックして、アップロードするコンテンツを追加する、または[削除]をクリックして選択したファイルまたはフォルダをアップロードリストから削除します。[サムネイル]エリアでプレビューする写真またはビデオを選択します。
  5. [既に存在する場合]ドロップダウンメニューからアクションを選択します。
  6. ビデオの会話設定を選択します。ここで複数のオプションを選択すると、アップロードしたビデオをPhoto Stationで異なる画質(H.264形式)で見ることができます。
  7. [アップロード]をクリックしてアップロードを開始します。Photo Uploaderは、アップロード中にサムネイルを作成し、ビデオ(存在する場合)を圧縮します。
  8. アップロードが終了したら、表示されるダイアログボックスで[はい]をクリックして、Photo Stationのホームページからアップロードしたアルバムを表示します。

注意: Photo Uploaderは、DSM2.3-1090以上のファームウェアを装備するSynology DiskStationでのみ利用可能です。

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WOL

サーバーで WOL (Wake on LAN) 機能を設定すると、サーバーを遠隔地からオンすることができます。

LAN内のWOL設定

  1. [管理]ページで、サーバーリストからサーバーを選択して、[WOLの設定]をクリックします。サーバーのネットワークタイプとMACアドレスを表示するポップアップボックスが表示されます。
  2. [サーバーをウェイクアップ]チェックボックスをチェックしてWOL設定の直後にサーバーを起動します。
  3. [OK] をクリックすると、セットアップを完了します。
  4. [管理]ページのサーバーのWOLステータスが「WOL」に変ります。

注意:

  1. すべてのSynology DiskStationsがWOL機能をサポートしているとは限りません。詳しくは、WOLステータステーブルを参照してください。
  2. サーバーを右クリックして、[WOL] > [設定]の順に選択することもできます。
  3. 「Shift」 または 「Ctrl」 を押して、複数のサーバーにWOLを設定できます。システムは、ダイアログボックスをスキップして、選択したサーバーすべてを即座にWOLリストに追加します。

サーバーのウェイクアップ

  1. [管理]ページで、サーバーリストから起動するサーバーを右クリックして、[WOL] > [ウェイクアップ]の順に選択します。
  2. サーバーの[WOLステータス]が「進捗 X%」に変り、ウェイクアップの進捗状況を表示します。

WOLが完了すると、WOLステータスが「WOL」に変ります。詳しくは、WOLステータステーブルを参照してください。

WOLステータステーブル

WOLステータス ステータスの表示
WOL 1. WOLは設定されています。
2. サーバーは起動しています。
-- 1. WOLは設定されていません。
2. サーバーはWOL機能をサポートしていません。
進捗 X% サーバーは起動しています。ウェイクアップの進捗状況は X%です。
オフ サーバーは起動されていません。
該当なし WOLは設定されていますが、現在の状況は分かりません。

サーバーのWOL機能の削除

  1. [管理]ページで、サーバーリストから削除するサーバーを右クリックして、[WOL] > [削除]の順に選択します。
  2. サーバーの[WOLステータス]が「--」に変ります。

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環境設定

[環境設定]ボタン(ギアのアイコン)をクリックして以下の設定を指定します。

  • デフォルトのスタートアップページの選択: Synology Assistantは、ここでの選択を基にスタートアップ後にページ([管理]または[リソースモニタ])を表示します。
  • 言語:Synology Assistantのユーザーインタフェースとして表示するデフォルト言語を選択します。新しい設定を有効にするには、Synology Assistantを再起動する必要があります。
  • メモリテスト:チェックボックスをチェックすると、次回Synology Assistantを起動したときに[メモリテスト]ボタンが[管理]ページに表示されます。サーバーを選択し、ボタンをクリックすると選択したサーバーのメモリ診断テストを実施します。サーバーは再起動されて、テストが開始します。テストの進捗は、サーバーリストの[ステータス]カラムに表示されます。

注意:

  1. 使用しているサーバーの物理的なメモリのサイズにより、テストが終了するまでに数分から数時間かかります。テスト中は、サーバーにアクセスできません。
  2. メモリテストは、DSM2.2-0914以上のファームウェアを装備するSynology DiskStationでのみ利用可能です。

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